ISSOをはじめて…良かったと思う。
━━━犬に関わる仕事を始めるまで…
幼少の頃から水泳やテニス、バスケットボール、野球と運動が大好きで、高校に入学してから30歳を過ぎるまでラグビーに明け暮れた毎日。現役を引退して次の人生を考えていた時、たまたま横に居たのが愛犬ティックとタック(I.セッター♂)…- その頃、ティックとタックと一緒に過ごしていると今まで出逢う事がなかった多くの人との出逢いがあった。これは、それまで関わって来たスポーツと同じ。同じチームを応援していると、それまで他人だった隣の人と仲間になる。同じ犬種や公園で出逢う犬連れの方と自然に会話が生まれるそれとなんだか同じ感覚だった。
- 犬をキッカケにコミュニケーションが生まれ、やがてコミュニティーと発展する。
- スポーツと同じと感じたボクは、どんどん犬の仕事に興味を持つようになり、半年後にはアメリカカリフォルニア州でペットグルーミングの勉強を始めていた。
━━━ボクは犬たちのおじいちゃんになりたい…
- アメリカに旅立つ前に、ティックとタックは北海道に預ける事にした。預かって頂く際の条件は、ティックとタックが走れる環境である事だった。東京近郊を探し回っていた時、北海道にドッグランがあるI.セターのブリーダーさんがいるという情報があった。飛行機を利用すれば2時間で現地に到着するならばと、すぐに北海道に見学に行くとこになる。そこはちょっとした山の中にあって、広大な敷地をフェンスで囲ったドッグランの中に、犬舎があった。I.セターに詳しく広大なドッグランがあるという環境は、ボクの条件にピッタリだった。すぐに決断し、安心してアメリカ修行へ旅立つことができた。
- 数ヶ月後…父が仕事を兼ねて北海道へティックとタックに会いに行くとティックはお腹を出して喜んだそうだ。ただ、よく見ると胸にタダレた傷があることに気がついた。心配になった父は、相方タックを呼んで胸を確認すると、ティックと同じ場所に、同じような傷がある。面倒を見てくれていた現地スタッフに訪ねると…「何だろう?」…どうやらその傷に初めて気がついたようだ。結局、そのまま東京に連れて帰り、ティックとタックは実家で過ごすことになった。その話を聞いたボクは、北海道のブリーダーさんに電話を入れた。その時の説明は、I.セッターの胸は前に突き出していて、I.セターにはよくあることだという説明を受けた。何も知らないボクは、確かに胸が大きく床ずれのような傷ができるI.セターは多い。ただ、その傷に気がつかなかったのは何故なのかを聞きたかった。
- この経験によって、広大なドッグランと有能な技術や知識よりもそれに気付く心・怪我や事故が起こらない為の心使いが一番大事なのではないかと考えるようになった。
- それから4年間…ティックとタックは4度の手術をすることになった。
- アメリカに行く前に…犬を預ける時の条件として、広大なドッグランや技術や知識を優先した自分を深く反省した。
- この事が、ボクは犬の先生ではなく犬のおじいちゃん的存在となって犬のお預かりをしたいと思う大きなキッカケになった。


